令和元年(2019年) 11月20日(水)

 ケイトウという花はありがたい存在です。こぼれ種で発芽したものを鉢に拾っておくと、こういうように黄葉した美しい姿になりました。

 数ある花の中でケイトウだけは本葉2枚の段階で同定できます(写真①)。

f:id:hanakuruma:20191120102057j:plain

 そういう意味ではベゴニアも同じです。こぼれ種で思わぬところから葉を出しています。

 この苗もそれと気がついて鉢上げしたものです(写真①の2)。挿し芽をする手間が省けました。

f:id:hanakuruma:20191120102119j:plain

 本年、三本挿し芽にした内で1株だけ鉢上げに成功したピンクアナベルというアジサイです(写真②)。定植まで大切に育てましょう。

 図鑑でピンクアナベルを調べている内に白い「アナベルが隣家の庭のアジサイの株と同じであることが分かりました。

 早速、来年の挿し芽の提供をお願いしました。今から楽しみです。

f:id:hanakuruma:20191120102420j:plain

 長く咲いていたホトトギスの花も終わりです。この後、今ある茎が全部抜けたときに鉢をひっくり返して植え替えます。

 株を二つに割れば鉢が2個に増え、当花壇でも3年前は一鉢しかなかったものが6鉢まで増えました(写真③)。これ以上は置くところもないので植え替えだけにします。

f:id:hanakuruma:20191120102653j:plain

 これが最後と言うことでまいたアスタースターチスですが、スターチスの芽がやっと出ました(写真④)。

f:id:hanakuruma:20191120102720j:plain

 カランコエの今年の挿し芽苗が順調に育っています(写真⑤)。

 過日、ホームセンターをのぞいたら、ほぼ同じ大きさのものが税抜き980円で売っていました。結構いい値がするんですね。数百円と思っていました。

f:id:hanakuruma:20191120102746j:plain

 さて、新テッポウユリの種ができました(写真⑥)。この鞘から膨大な量の種が採れます。少し乾かしてから種を出します。

f:id:hanakuruma:20191120102814j:plain

 これが新テッポウユリの種です。紙のように軽いです(写真⑦)。

f:id:hanakuruma:20191120102835j:plain

 今年は小さめの箱を使ってまきました(写真⑧)。発芽するのに1ヶ月くらいかかります。気長に待ちましょう。発芽率はとても高いです。定植は来年の3月です。

f:id:hanakuruma:20191120102856j:plain

 続いてキキョウの植え替えです(写真⑨)。

f:id:hanakuruma:20191120102917j:plain

 鉢から出すとこの通り、余り大きくなっていません(写真⑩)。

f:id:hanakuruma:20191120102935j:plain

 結局、4鉢に植え替えました(写真⑪)。キキョウは弱酸性を好むようで、珍しく鹿沼土の出番です。

 今年はキキョウがうまく咲きませんでした。来年はどうなるでしょう。

 キキョウの種まきは本来春ですが、暖地では秋でもいいとか、この秋の実生苗も少しずつ育っています。 

 美しい青紫の花をたくさん咲かせたいものです。

f:id:hanakuruma:20191120103033j:plain


 完