令和元年(2019年) 11月20日(水)
ケイトウという花はありがたい存在です。こぼれ種で発芽したものを鉢に拾っておくと、こういうように黄葉した美しい姿になりました。
数ある花の中でケイトウだけは本葉2枚の段階で同定できます(写真①)。
そういう意味ではベゴニアも同じです。こぼれ種で思わぬところから葉を出しています。
この苗もそれと気がついて鉢上げしたものです(写真①の2)。挿し芽をする手間が省けました。
本年、三本挿し芽にした内で1株だけ鉢上げに成功したピンクアナベルというアジサイです(写真②)。定植まで大切に育てましょう。
図鑑でピンクアナベルを調べている内に白い「アナベル」が隣家の庭のアジサイの株と同じであることが分かりました。
早速、来年の挿し芽の提供をお願いしました。今から楽しみです。
長く咲いていたホトトギスの花も終わりです。この後、今ある茎が全部抜けたときに鉢をひっくり返して植え替えます。
株を二つに割れば鉢が2個に増え、当花壇でも3年前は一鉢しかなかったものが6鉢まで増えました(写真③)。これ以上は置くところもないので植え替えだけにします。
これが最後と言うことでまいたアスターとスターチスですが、スターチスの芽がやっと出ました(写真④)。
カランコエの今年の挿し芽苗が順調に育っています(写真⑤)。
過日、ホームセンターをのぞいたら、ほぼ同じ大きさのものが税抜き980円で売っていました。結構いい値がするんですね。数百円と思っていました。
さて、新テッポウユリの種ができました(写真⑥)。この鞘から膨大な量の種が採れます。少し乾かしてから種を出します。
これが新テッポウユリの種です。紙のように軽いです(写真⑦)。
今年は小さめの箱を使ってまきました(写真⑧)。発芽するのに1ヶ月くらいかかります。気長に待ちましょう。発芽率はとても高いです。定植は来年の3月です。
続いてキキョウの植え替えです(写真⑨)。
鉢から出すとこの通り、余り大きくなっていません(写真⑩)。
結局、4鉢に植え替えました(写真⑪)。キキョウは弱酸性を好むようで、珍しく鹿沼土の出番です。
今年はキキョウがうまく咲きませんでした。来年はどうなるでしょう。
キキョウの種まきは本来春ですが、暖地では秋でもいいとか、この秋の実生苗も少しずつ育っています。
美しい青紫の花をたくさん咲かせたいものです。
完