令和元年(2019)6月25日

 暑い日です。今日は朝から年中行事のジギタリスの挿し芽苗作りです。まずはメネデール溶液を作ります(写真①)。

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 これがジギタリスです(写真②)。

 いかにもくたびれた様子、日本の夏は暑くてたまらないと言っているようです。本来は宿根草ですが、日本の夏を親株で越すのは難しいです。

 おまけに和歌山では、ここ数年、ジギタリスの種が手に入りません。そこで挿し芽を作ります。

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 親株を抜き取るとこういうように脇芽が出ています。これを根元からカッターで掻き取ります(写真③)。

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 こういう挿し芽が出来ました(写真④)。土に挿すときは茎の先端を斜めにカッターで切ります。

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 挿し芽をメネデール溶液に浸します。このまま午後まで3時間ほど置いておきます(写真⑤)。

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 次に小さめのポットに赤玉土を入れ水をかけます。下に少し水がたまるようにしてあります。ポットは30個作りました(写真⑥)。午前中はこれで一旦終わりです。

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 午後、準備が整いました。作業再開です(写真⑦)。

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 割り箸でポットの土に穴を開け、挿し芽をそっと入れて少し固めます。これで30個が出来ました。

 ジギタリスの挿し芽はほぼ100%の成功率です(写真⑧)。

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 さて、4月末に挿し芽をして発根し、ポットで育てていたカランコエが完全に根付いたようです。
 今日はこれを定植します(写真⑨)。

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 カランコエはどうも鉢一杯に根を張るという感じではないと思われるので、小さめの鉢を使ってみました。

 うまくいけば真冬にきれいな赤紫色の花が見られます。12月と1月は花の一番少ない時期なので大いに期待がかかります。

 まだ6月なのにもう真冬の支度が始まっています(写真⑩)。

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